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2009年4月17日 (金)

東京五輪は環境に優しいか   ~ゆうてもええかな~

 2016年オリンピック開催地に立候補している東京に、IOCの委員が視察に来ている。都知事と招致委員が付きっきりでアピールに懸命だ。
 昨年の北京。次回2012年のロンドン。その次の開催地に、今のところ東京、シカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4都市に絞られている。IOC委員が巡回視察して、10月に決定するという。この中で、東京だけが開催経験があり、その他は初めての開催となる。
 二度目の開催ということで、東京都は差別化を図ってPRする方針だ。テーマは「エコ」。環境に優しいオリンピックを目指すのだそうな。会場を近距離圏内にコンパクトにまとめ、移動はエコカー。日本の技術力でもって売り込もうとしている。
 ある意味、有意義な方向かも知れない。オリンピックという世界中が注目する場で、環境技術をふんだんにPRする。7年後のことだから、燃料電池を使った電気自動車、太陽光発電の利用が進むと見込まれる。この不況のなかで、最も成長が見込めると言っていい産業分野への注力や投資は、その後の日本のエネルギー産業転換のきっかけになることも考えられる。今までオリンピックというと、跡地の利用やインフラ整備の特需に期待が集まったが、化石エネルギー依存構造からの転換を推進するという、オリンピック後の影響を折り込むことができるなら、面白い。
 ただ、東京に住んだことのある者として考えると、気候面でどうか、と思う。夏季オリンピックの開催は夏から初秋。東京は現時点で、絶賛猛暑日継続中である。猛暑日の時期が過ぎると、ゲリラ豪雨に台風のシーズン。北京でも言われたことだが、最低気温が25℃を下回らない気候条件で、選手の健康面のケアができるかどうか、心配になる。選手や関係者、観客が東京に集まって、クーラーをガンガン使って、消費電力はうなぎのぼり、なんてことになると、なんのためのエコ五輪か分からなくなる。7年後までヒートアイランド現象が続いているかどうか分からないが、そう簡単には好転しないだろう。
 ……招致に今年までの3年で合計100億の予算に見合うか、というところまで書きたかったが、長くなる。それはまた別の機会に。

                                        (仲)

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