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2009年3月27日 (金)

衛星でもテポドンでも   ~ゆうてもええかな~

 北朝鮮の自称・人工衛星打ち上げロケットの準備が、着々と進んでいる。アメリカも韓国もそう発表しているから、確かなのだろう。で、みんなでよってたかって、本当はミサイルだろう、ミサイルでもロケットでも、安保理決議違反だ、と言い立てるものだから、北朝鮮は意固地になって、うるさいこと言うならお前らは敵だ、核廃棄も止めるぞ、と言い出した。
 各国の立場として言わなければならないことを言い合っているのは当然で、何も遠慮することは無い。北朝鮮には、国際社会の一員であるならば、反発を聞く義務がある。そろそろ、頼りの中国の力でもかばいきれなくなっている。ロシアは、高みの見物を決め込むと見せて、利があれば介入するチャンスを狙っているような気がする。極東の資源確保は、ロシアにとって重要事項だから。
 ミサイルなら打ち落としてやる、と、米軍が迎撃ミサイル配備に動いている。日本も同じく、日本に落ちてくるなら撃ち落とすつもりで、イージス艦や地上迎撃ミサイルの配備を始めた。北朝鮮が予告している発射日時は来週末くらい。実際に墜とすかどうかは別にして、墜としてやるぞという構えを見せるのは必要だろう。日本列島をわざわざ飛び越してハワイ方面へ向けて飛ばすのだ。わざと人の方に向けて打ち上げて、日本を越えたぞ、万歳!と喜ぶつもりなのかも知れない。だから、好き勝手はさせないぞ、というアピールは必須だ。
 しかし国際世論は厳しい。こうなったら、北朝鮮としては、打ち上げたものを墜としてもらった方がいいのだろう。人の人工衛星を撃ち落としやがった、と主張できるからだ。海に落ちれば、の話だが。北朝鮮にとって最悪のシナリオは、うまく日本を飛び越えられずに、二段目のロケットと先端部分を回収されてしまうことだ。技術レベルがばれてしまう。そうなる可能性があることを、考えなかったのだろうか。技術に自信があるのか、ただ強気なだけなのか。
 打ち上げを撤回することはないだろう。何が飛んでくるか、注視するべし。

                                        (仲)

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2009年3月20日 (金)

WBCとAIG   ~ゆうてもええかな~

 こじつけと、笑わば笑え。私の素直な感想である。
 米保険会社AIGの子会社の幹部らが、高額ボーナスをもらっていた問題。全米の非難を浴びているが、じゃあ返します、という話も、気に病んで辞職したり自殺したりした、という話も聞かない。あるけど届かないのか、本当に無いのか。
 AIGは、昨年来の金融危機において赤字転落、公的管理に入り、総額約17兆円の公的資金が投入されている。で、問題の今年3月の幹部へのボーナス支給、約1億円以上受け取ったのが約300人。そりゃ、公的資金の財源である税金を払っている人たちから見れば、ふざけるな、だろう。しかしAIGの言い分は、損失を抑えるための作業を行う人材に対する支給であり、有能な人材確保に必要だった、と。
 と、言うことは、だ。膨大な赤字を出した張本人に、後始末をしてもらうためにボーナスを払ったわけで、その支払いがなければ、張本人は己の報酬を懐に入れてさっさと退社するわけだ。
 WBC。16の国と地域が集まり、一次予選、二次予選を経て、決勝トーナメントへ進む。米国は、一次予選2勝、一位決定戦で敗れて二位通過。二次予選はプエルトリコに負け、敗者復活から2連勝で準決勝進出、一位決定戦で敗れて二位通過。予選通算、4勝3敗。ちなみに同組一位のベネズエラは6勝1敗。二次予選落ちのプエルトリコは4勝2敗。これだけ書くと、このシステムで公平なのか分からない。
 日本はもっと分からない。一次・二次予選通算5勝2敗。対戦チームは、中国1試合、キューバ2試合、韓国4試合。予選と言うには、対戦相手があまりにも片寄りすぎていないか。
 システム自体が、変則トーナメントになっているためで、負けても敗者復活がある。主催国が残れるように仕組んだ意図が見える。しかし、主催国代表チームは予選で4勝3敗。球団が故障と疲労を危惧して、所属選手の出場に同意しないケースが多いためだ。……何のために主催しているんだ、米国。
 結局、自分の利益を国の利益より優先する国なのだ、米国。さて、個人利益優先のツケがどうでるか、様子を見ていよう。
                                       (仲)

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2009年3月13日 (金)

カーネルサンダースの浮上  ~ゆうてもええかな~

 10日午後、大阪・道頓堀川から、ケンタッキーフライドチキンのシンボル、カーネルサンダース人形が引き上げられた。この人形は、300m上流の橋の近くにある店舗の入り口に置かれていた物で、23年前に若者が放り込んだものだった。
 冷静に書けばこれだけで、関西地区以外の報道もこれに近いものだろうと想像しているが、私が住む大阪では、夕方のニュースで速報が入り、その後連日関連ニュースを流している。大阪市長から店側に返還されたとか、甲子園球場を始め4団体から譲渡の申し込みがあるとか。
 この温度差は、関西で育った者でなければ理解できないかも知れない。一応説明してみよう。
 '85年、阪神タイガースが、2リーグ制になってから初めて日本一になった。リーグ優勝からも10年以上遠ざかり、『ダメ虎』と呼ばれて久しかったが、この年は強力打線で他球団に打ち勝って優勝した。『バース・掛布・岡田バックスクリーン三連発』もこの年。それまで、勝利の喜びを知らなかったファンが爆発した。道頓堀川に橋から飛び込む若者が続いた。周辺の駐車車両も胴上げして壊し、周辺はほぼ無法地帯となった。さすがに略奪はなかったが。
 で。その場にいた者が、カーネルサンダース人形を見て『バースや!』がたいのいい外国人というくらいしか共通項はないが、その場のノリで人形は胴上げされた。胴上げされ続け、ダイブする若者と同じように、ダイブさせられた。そして、浮いてこなかった。
 その後、また15年以上、阪神は低迷した。それをローカル番組で『カーネルサンダースの呪いだ』として、3度にわたって道頓堀川に潜って探したが見つからず、昨年まで、リーグ優勝は2回あったが、日本一になれなかった。『カーネルサンダースの呪いは続いている』大阪では定説といっても過言ではなかった。
 その、カーネルサンダース人形が、川底のヘドロに埋まっている状態で見つかり、引き上げられた。あの勝利に酔いしれた時代の象徴に思い入れが強い大阪人は多い。この不景気に、明るい話題はうれしい。
 暗いことを忘れて、明るく騒ぐのもいいだろう。大阪人って、もともと騒ぎが好きだから。

                                        (仲)

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2009年3月 6日 (金)

小沢代表と検察と自民党と  ~ゆうてもええかな~

 民主党の小沢代表の公設第一秘書が、政治資金規正法違反で東京地検特捜部に逮捕された。平たく言えば、禁止されている企業献金を、西松建設から受けた容疑である。見た目には、適法である政治団体からの献金に見えるが、実質は西松建設が出した金だというのが、検察の見方である。
 特捜部が動いて、立件されなかった例はごく稀である。捜査が進んで証拠固めができたから踏み切ったか、時効が迫っていたという切迫感があったのか。それは分からないが、捜査はさらに展開を見せるだろう。政治資金規正法、すなわち違法献金だけで、強制捜査、さらに公務員である議員第一秘書逮捕まで踏み切るとは考えにくい。素人考えでは、西松建設に対して便宜を図った、贈収賄まで見越していると思われる。
 そこで一つ、疑問が。野党党首である小沢代表が、どのような便宜を図ることができるか、西松建設は何を期待して献金をしていたか。
 小沢代表本人というより、その番頭格である秘書が、地元岩手周辺の地盤に影響力を持っていて、便宜を図っていたか。もしくは、献金額の多い順、もしくは証拠固めができた順に捜査していて、すでに分かっている、西松建設から献金を受けた自民党議員までにらんでいるのか。捜査の行方次第で、他の顔が出てくるかも知れない。
 それにしても、この件に関する議員や政府高官の発言はどうだ。「この時期の逮捕は政治的意図が見える」「小沢代表の秘書は金額が大きいから捕まった。その他の人は金額が少ないから捕まらない」これが政治の中枢にいる人間の発言である。情けないことこの上ない。
 本件を、敵失と自民党が見て解散が早まるなら、自民党もおしまいである。民主党党首の、それも元自民党議員の、過去の案件が捜査されているのだ。ゼネコンと公共工事の癒着の図式は、古い体質の自民党政治そのもので、自民党の支持が上向くことはない。有権者は、同じ穴のムジナだと思っているのだから、敵失と喜ばないでおとなしくしていなさい。
                                        (仲)

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