百年に一度の嵐ねえ ~ゆうてもええかな~
麻生首相が記者会見で、この金融不安を「百年に一度の嵐」と表現していたが、それがどうした、という気がする。同時に発表した当座の対応と、解散総選挙の後送り、3年後の消費税引き上げ宣言を並べたが、驚くことでもないし、腹を立てることでもない。
定額給付。一人1万円余をもらって、そりゃあうれしいが、んなもん、生活が楽になる額ではない。生活していれば、1週間もすればいつの間にか消える金額。その給付のため、単純に考えて、2兆円以上かかる。もらうのは良いが、今年は税収が減るのが確実だから、国の懐具合は考えているのか、心配になる。
高速料金の引き下げも同様。本当に景気のことを考えているなら、自家用車減額でトラックは据え置きは、逆だと思うが。それに、通行料収入の減額は、どこで補填するつもりか。各地方の高速道路会社の借金はどうするのだろう。それでなくても燃料高で遠出は控える傾向にあるのに。
企業支援。資金繰り支援はうれしいだろう。でも、借金であることには変わりなく、一時しのぎ。百年に一度の嵐の防波堤になり得るか。海外からの不安連鎖は、中程度規模の企業でも危機にある。政府に準備金があるならいいが、もしあるなら、もっと早く手を打てたと思う。
消費税の引き上げ。これは以前から、早くやった方がいいと言っている。生活必需品以外は、消費税を上げて税収を確保すべし。ただし、無駄づかいを先に止めるべきだな。議員数削減
とか。
つらつら考えるに、今回の総合経済対策は、不況による税収減の前提を真剣に考えていない気がする。国が破綻してはどうしようもない。困るのは与党である。国民はもっと困るが。
嵐の最中にこれでは、安心できないな。経済対策は、再提出してもらいたい。嵐のときは、身をすくめてやり過ごすまで持ちこたえるに限る。ばらまくより、かき集める。地道だが、出費をケチって歳入減に備え、優先順位を考えて支援する。大幅な成長を見込まない編成に切り替える時期だろう。今のうちに。
(仲)

