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2008年6月 6日 (金)

後期高齢者医療制度ってどうよ  ~ゆうてもええかな~

 4日、厚生労働省は、後期高齢者医療制度の保険料負担に関する調査結果を発表した。全体的には、69%の世帯で保険料の負担が軽減した、と説明しているが、お役所の発表を鵜呑みにしないマスコミの分析によると、75歳以上で、年収292万円以上の所得世帯で負担が増える割合は22%、年収177万円~292万円の所得世帯で負担増になった世帯が25%、年収177万円未満の低所得層になると、39%の所帯で保険料の負担増となっていることが分かった。ちなみにこの数字は、厚労省の発表数値を解析しただけで、数字の出所は同じである。
 後期高齢者医療制度を導入するときのお題目を覚えておられるだろうか。生活に余裕のある高所得世帯からは負担をお願いし、低所得者層の負担を軽減する、と言うふれこみだった。
 ところが実際は、低所得者層で負担増が4割、負担減が6割。高所得者層は、負担増が2割強、負担減が8割弱。試算での想定と逆転現象を起こしている。
 これを厚労省、政府が知らなかったかというと、たぶん知っていて、この医療制度を導入するための説明に都合が良い数字を出していたと思われる。
 さて、国会の会期末が近づき、そろそろ与野党共に次へつなぐために活動をアピールしたいところで、そのアイテムが、いまのところこの後期高齢者医療制度なのだが、与野党とも、どう持っていきたいのかよく見えない。
 野党は廃案決議を提出していて、その扱い次第では参院で首相問責決議案を出す、と言っている。問責する権限はあるのだから、やってもらって構わないが、そのタイミングがここか、という気がする。日切れ法案で出さずにここで出しても、与党へのダメージは小さいのではないだろうか。少なくとも、解散にまで追い込めるとは思えない。
 与党の対応はどうだ。どうやらしくじったと思ったらしく、医療制度において、低所得者層の負担を軽減する処置の延長を打ち出した。これとて、恒久的に低所得者層をフォローするのなら、何で最初からそういう制度にしておかなかったのか。新しい医療保険制度が裏目に出ることは、事前の試算で分かっていただろうに。
 年取って、元気でいるのも、つらい世の中だね。まったく。
                                    (仲)

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