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2008年4月 4日 (金)

混ぜるな危険  ~ゆうてもええかな~

 練炭による集団自殺が、最近言われなくなったな、と思っていたら、その道のサイトでは、別の方法による集団自殺が増えているという。
 塩素系の洗剤と酸性の洗剤を同時に使うと、塩酸ガスが発生して、目やのどを痛める。だから、容器に『混ぜるな危険』と書いてある。うかつに洗浄液を混ぜるのは止めて欲しいのだが、ここで言う<別の方法での自殺>も、これに類する。試されるといけないのではっきり書かないが、トイレ用液体洗剤と、身近にあるもの、薬局やドラッグストア、スーパーで普通に市販されているもの、この2種を混ぜると、化学反応を起こし、硫化水素ガスが発生する。
 これは毒性の強いガスで、卵が腐った臭いがする、無色の気体である。目やのどの粘膜を刺激し、少量でも症状が出る。濃度が2~300ppmの室内に1時間ほどいれば、中毒症状が出る。500ppmで1時間で、命に関わるほどの中毒症状が出る。1000ppmで即死。労働安全衛生法で、作業員が職場で作業できる化学物質の濃度の限界値を定めているが、硫化水素の場合、その許容限界値は10ppmである。私が大学の時、学生実験で硫化水素を発生させる作業をしたが、防護眼鏡に安全帽、肘まである手袋を使い、実験器具はドラフトと呼ばれる、庫内の空気を吸引して発生ガスが室内に漏れないようにした設備で実験した。腕時計厳禁。硫化水素ガスが金属を腐食し、手首の皮膚にもダメージを与えるからだ。
 だから、これは、絶対に止めていただきたい。練炭自殺が良いとはいわないが、硫化水素ガスの場合、漏れて他人が吸うとか、自殺を図った当人を救助しようと近づいた人が、硫化水素ガスの中毒になるという、二次被害が大きいからだ。巻き添えを食った人は浮かばれまい。
 ゆめゆめ、そこいらの洗剤やなんかを混ぜる事なかれ。危険ですぞ。
                                    (仲)

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