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2008年4月25日 (金)

聖火リレーは誰のため  ~ゆうてもええかな~

 土曜日、北京オリンピックの聖火が長野でリレーされる。これは金曜日書いているから、長野でどんな騒ぎがあるのか予想できないが、まあ、平穏無事に粛々とリレーされたら、奇跡的だろう。小競り合いくらいは覚悟しておいた方がいい。
 チベット問題について先に書いているから、一連の聖火リレーに関する騒ぎについて触れなかった。しかし、見ていてどうしても一言、言いたくなった。
 まず、確認しておこう。聖火リレーは何のために行われるか。オリンピックが開催されることを広く知らしめる役割を担っているのは間違いない。聖火は、IOCが採火式で点す、オリンピックの象徴である。その象徴を、人の手でつなぎ、オリンピックが開催される都市に運び、主会場の聖火台に点火される。その間の注目を集め、オリンピックへの期待を盛り上げる行事だと考えている。
 チベット擁護派の方々にお願いしたい。オリンピックの主役は、競技者である。実質的には国家の体面や商業主義に毒されているといえど、オリンピックは競技者無くして成り立たない。その象徴である聖火のリレーを、主義主張の場に利用するのは、オリンピックに参加する競技者に対して失礼だと考える。別の方法で抗議をしていただきたい。
 警備する側の中国当局にもお願いしたい。驕るな。聖火は中国のものではない。オリンピックの象徴であり、リレー走者と沿道の応援者との触れ合いは、オリンピックを身近に感じさせて関心を向ける効果がある。警備陣に囲まれて走者が見えないリレーや、安全な競技場近辺をぐるりと回っておしまい、というような、走る時間より飛行機での移動時間の方が長い聖火リレーが、世界の人たちが競技への関心を持つと思うか。
 そして、デモや不買運動など、批判を威圧で押しつぶす態度を見て、世界の競技者や観客が北京へ行くことに不安を持つとは思わないか。オリンピックが競技者のためでなく、中国の示威行為の場であると勘違いしていないか。観客を含めた参加者を無視していないか。
 少なくとも今の私は、競技より、競技場以外で何が起きるかの方に注目している。それでいいなら、好きなようにやって、中国バンザイと叫ぶがいいさ。
                                     (仲)

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2008年4月18日 (金)

五輪と液晶テレビとデジタルと  ~ゆうてもええかな~

 家電を扱う店は、かなり困っているのではないか。
 そもそも、オリンピックやサッカーワールドカップなど、世界規模のスポーツ大会がある年は、テレビやビデオなどのAV関連の売上が上がる。だから今年も、各社新製品を用意して、夏のボーナス商戦で稼ぎたい。
 しかし、今年の購買層の動きはどうだろう。量販店で見ても、まだ様子見気分が強いように思う。北京オリンピックが、いい意味での盛り上がりに欠け、競技よりも、その周辺の情勢の方に興味がいっているように思う。
 今のテレビの売れ筋は、液晶ハイビジョンで地デジ対応品だろう。決して安価な物ではない。何かのきっかけがあって、思い切って買い換えようか、という動機がないと、購買層は動かない。その動機に、北京オリンピックがなり得るか。現時点で判断が付かないだろう。あえて是非は言わないが、選手のボイコットの可能性がくすぶっていて、少なくとも聖火リレーの警備やコース短縮などを見ていると、選手当事者が不安に思うのは想像できるし、参加しても、競技に集中できる環境になるという保証もない。オリンピックで世界トップの全力プレーが見られないなら、高価なテレビを買う動機としては弱い。
 あとは官民一体で推進しているデジタル放送への移行が頼りだが、これも購買意欲が弱い。アナログ放送廃止と声高に叫ぶのは、逆効果だと言っていい。2011年の廃止まで、アナログ放送は見られるから、画質に拘らなければ、ギリギリまで待って買い換える方が、デジタル放送対応テレビも安くなる。
 今夏のボーナス商戦や如何に。国際情勢も絡むのでは、予想できないわな。
                                    (仲)

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2008年4月11日 (金)

春に吹く解散風  ~ゆうてもええかな~

 桜の時期には、移動性の高気圧と低気圧が交互にやってきて、せっかく咲いた桜を散らす風が吹く。五月になれば、天気も安定し、風薫る季節になる。
 だが、永田町では、局地的な強風が吹きそうな気配で、政局が不安定になると、全国的な解散風という強風が吹く可能性が高い。
 いわゆるガソリン税については、一向に審議が進む気配が無く、その他の法案をも横におき、日銀人事問題で与野党の駆け引きに終始している。関税を含む租税特措法、即ちガソリン税以外の日切れ法案は延長しただけのつなぎで、今のまま睨み合っていれば、また延長期限を迎えることになる。与党も野党も、お互いに責任をなすりあうだけで、法案の審議をおろそかにして、立法府としての役目を放棄した状態になっている。
 事態の収拾を図るつもりだったのか、福田総理が道路特定財源の来年度からの一般財源化を発表したが、与野党とも支持されていない。年金未払い問題も、座礁して、いつギブアップ宣言が出てもおかしくないほど、収集がつかない状態になっている。外交で何か成果を上げたということもなく、政府も国会も、原油、小麦などの食品類を含む原料価格の高騰、中国製品の安全性の問題、六ヶ国協議、洞爺湖サミットの議題となるはずの環境問題に関する地ならし、これらすべてが停滞していて、国民生活を見ずに政争に明け暮れている。
 ここからは私の推定だが、租税関連の法案、その他参議院で審議が停滞している法案も含まれるかも知れない、それらが60日の期限切れでみなし廃案となり、自民党は衆議院での再可決を強行する。野党は大反発、混乱の責任を取って福田総理は辞任、自民党は選挙管理内閣を組み、解散総選挙に打って出る。民主党は狙い通りと気勢を上げるも、小沢代表に求心力がない状態で大勝できず、造反組や他党との連携が崩れ、自民中心の与党が過半数を維持し、ねじれ状態は、政界再編という、国民に関係のないレベルで解消される。洞爺湖サミットは、次の内閣が仕切ることになろう。
 その強風がいつ吹くか。庶民は吹き止むのを待つしかないが。
                                     (仲)

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2008年4月 4日 (金)

混ぜるな危険  ~ゆうてもええかな~

 練炭による集団自殺が、最近言われなくなったな、と思っていたら、その道のサイトでは、別の方法による集団自殺が増えているという。
 塩素系の洗剤と酸性の洗剤を同時に使うと、塩酸ガスが発生して、目やのどを痛める。だから、容器に『混ぜるな危険』と書いてある。うかつに洗浄液を混ぜるのは止めて欲しいのだが、ここで言う<別の方法での自殺>も、これに類する。試されるといけないのではっきり書かないが、トイレ用液体洗剤と、身近にあるもの、薬局やドラッグストア、スーパーで普通に市販されているもの、この2種を混ぜると、化学反応を起こし、硫化水素ガスが発生する。
 これは毒性の強いガスで、卵が腐った臭いがする、無色の気体である。目やのどの粘膜を刺激し、少量でも症状が出る。濃度が2~300ppmの室内に1時間ほどいれば、中毒症状が出る。500ppmで1時間で、命に関わるほどの中毒症状が出る。1000ppmで即死。労働安全衛生法で、作業員が職場で作業できる化学物質の濃度の限界値を定めているが、硫化水素の場合、その許容限界値は10ppmである。私が大学の時、学生実験で硫化水素を発生させる作業をしたが、防護眼鏡に安全帽、肘まである手袋を使い、実験器具はドラフトと呼ばれる、庫内の空気を吸引して発生ガスが室内に漏れないようにした設備で実験した。腕時計厳禁。硫化水素ガスが金属を腐食し、手首の皮膚にもダメージを与えるからだ。
 だから、これは、絶対に止めていただきたい。練炭自殺が良いとはいわないが、硫化水素ガスの場合、漏れて他人が吸うとか、自殺を図った当人を救助しようと近づいた人が、硫化水素ガスの中毒になるという、二次被害が大きいからだ。巻き添えを食った人は浮かばれまい。
 ゆめゆめ、そこいらの洗剤やなんかを混ぜる事なかれ。危険ですぞ。
                                    (仲)

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