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2008年3月21日 (金)

チベットと五輪  ~ゆうてもええかな~

 チベットで騒乱が起きている、そのことに関して何かを述べるつもりはない。チベット民族の意思と独立派のそれとの距離、中国政府の介入の程度、鎮圧へと向かっている中国側の現地での制圧状況、そういったところが見えていないのに、対応の是非や、仮定を元にした感想を述べるのは早計と思うからだ。全貌が明らかになるには時間がかかるであろうが、最終的には、世論に支持されるのが誰か、分かるだろう。ただし厄介なのは、民族紛争、独立運動の世論形成とは難しい。今回の騒乱も、アメリカは人権問題を持ち出して中国を非難し、コソボ独立問題を抱えているロシアは、中国を支持している。正解は出しづらい。
 ここで言いたいのは、チベットでの騒乱を北京オリンピックボイコットに結びつけることについて、である。国としての意思表示を、オリンピックへの不参加という形で行うことは愚かな行為だと思う。たとえ、入場式だけのボイコットだとしても。
 オリンピックを北京で開催するのは、中国が決めたわけではない。IOCが、検討の結果候補地から北京を選んだのだ。騒乱は看過できる問題ではないが、それは政治問題、民族問題であって、IOCの決定とは別の次元の問題である。それに異を唱える行為はすべきではない。
 オリンピック開催について、最低かつ絶対必要な要因は、公平性と公正性にあると思う。開催都市は、各国から来る選手を公平に遇し、競技に臨むにあたって有利不利が出ないよう最善を尽くす。競技開始後は、公正な判定を受ける。この二点が担保できていれば、オリンピックを回避する理由は無いと思う。
 ならばオリンピックに参加すべきか? 私は若干問題有り、と思う。チベット民族騒乱時の報道管制を問題視している。自国に都合のいい情報しか外に出さない国なのだ。行ってみなけりゃ分からないことがあるかも知れないのに、実力を存分に出せる確証はない。事前の下見ができるなら、公平性は担保できるが、マラソンの途中でチベット独立派が邪魔してぶちこわしになるような状態なら怖い。オリンピックはスポーツニュースで見るもので、一般報道ニュースでは見たくないから。
                                     (仲)

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