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2008年2月15日 (金)

小麦の値上げには  ~ゆうてもええかな~

 連続して食品のネタを取り上げることにした。米大統領選、米兵事件、大阪府知事、南大門と、決めるのに困るくらいネタはあるけど。
 農水省が、4月からの製粉会社への輸入小麦販売価格を30%引き上げることを決めた。30%である。3割である。1.3倍である。昨年10月にも10%上げたばかりだというのに。
 先の値上げでは、即席麺やパンなどに転嫁され、小売価格引き上げや入り目の削減があったが、もう企業内でのコスト削減努力が限界に来ていたからであろう。ベースに原油高があるから、燃料と運送費、動力コストが底上げされている。さらに原料まで上がってしまうと、利益を削るしかないではないか。
 小麦の価格上昇自体にも、原油高が影響している。南北アメリカ大陸で、トウモロコシ需要が膨れあがっているせいで、小麦の生産をトウモロコシ生産に切り替える産地が増えた。原油高のため、ガソリン使用を減らし、トウモロコシ由来のバイオエタノールのしようが拡大しているからで、食用トウモロコシ価格も上がり、供給が減った小麦の価格も、当然上がる。食い物を自動車と取り合う時代というのも悲しいが、それが実態である。
 日本でもバイオエタノールを使おうという動きはあるが、今は製油業界が難色を示し、導入に動こうとしていない。で、ガソリンや灯油の元売りを上げ続けている。当然、業界とつるんでいる議員も旗を振らないから、原油価格の卸価格転嫁は止まらない。そもそも、イラク戦争を収拾して撤退できないアメリカが元凶なのだと私は思っている。だからなおさら、何もしない日本政府を、あきれて見ている。
 あと、これは邪推である。世界的な高騰をいいことに、小麦の価格上昇を抑える策を取らず、コメ消費増加を期待する農水族が糸を引いているとしたら。麦が高けりゃ、米を食え。本当にありそうで嫌だな。どう舵取りする気なの? 農水相殿。
                                     (仲)

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