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2008年1月18日 (金)

再生紙の古紙率偽装  ~ゆうてもええかな~

 年賀はがき用再生紙の古紙使用率に偽装があった問題が、社長辞任にまで発展している。はがきから再生紙、封筒と、対象が広がっており、製紙業界全体の問題に発展している。
 これも、内部告発である。偽装がばれるのは内部告発と、相場が決まったようだ。確かに、古紙使用率40%と言いながら、実は0~10%、最高値でも20%で、06年から実態が乖離していることが分かっていたのだから、ついうっかり、では済まされないことだとは思う。
 ただ、これは食品偽装のように、国民の健康に被害を与えかねないものではない。偽装と言うだけで同様の非難するのはどうだろうか。さっそく、不買の動きが出ているようだが、冷静にならなければならない。実際の古紙配合率はこれだけでした、申し訳ありません、以後は正確な数値を公表します。それでいいように思う。
 ニュースを見ていると、環境偽装、という言葉も出ているが、じゃあ買う側はどれだけ環境問題を意識しているのか。普通に考えても、新聞紙などの古紙を混ぜて、真っ白で均一な品質の紙を作るには、それなりの技術が必要だろう。漂白剤が要るなら、その化学薬品が環境に影響を及ぼすなら、本末転倒。多少品質が落ちても、コストが上がっても、それでも古紙再生率の高い紙を買うという意識があるなら、製紙会社を非難していい。よそはもっと白いよ、品質がいいよ、値段を下げてもらわなきゃ買えないなあ、といったネゴをしているのなら、単に環境=再生紙という単純な意識しかないと思っていい。
 いわゆるグリーン購入法で、国などは紙や文具類など、222品目に対して、環境負荷の低減を考慮した製品やサービスの使用を推進すること、情報提供によって一般での使用を促進することが定められている。古紙率の偽装は、その精神から逸脱する行為であるから、社会的責任は大きい。しかし、それを購入する側の、環境への配慮は充分か。再生紙も、消費が増えたら意味がない。
 エコ商品を使っているというだけで満足していないか。作る側も使う側も、再考すべきではないだろうか。
                                    (仲)

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