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2007年12月28日 (金)

今年は……  ~ゆうてもええかな~

年の瀬も押し詰まり、今日明日が仕事納めの方も多かろう。まずは一年、どうにか過ごせたことに感謝すべきか。良しにつけ、悪しきにつけ。
 今年は、偽。食品偽装、年金問題に関する政府の対応、大手英会話教室の突然の閉鎖、安倍政権の放り出し退陣、六ヶ国協議。約束や決まり事を守らず、偽りの姿で世間の目をくらました。我々は、注意して見ていないと、どこで何が行われているか、分かったものではない。安全な生活をするための知恵が必要なことを教わった。
 今年は、値上げ。原油高がベースにあり、燃料や石油製品だけでなく、バイオエタノールの需要が高まり、その原料となるトウモロコシ、小麦が、燃料用と食用の取り合いになり、供給不足になった。油と小麦の価格が上がれば、食料品の価格も上がる。来年にかけて、じりじり家計を圧迫するはずだ。さらにサブプライムローンの焦げ付き、つまりアメリカの金融危機が日本にも及び、不況感が漂い始めて、コストアップを企業が吸収しきれなくなってきた。景況感が成長気配から横ばい、下落へと転じる気配がある。
 今年は、デジタル。ハイクオリティのテレビや記録媒体が続々登場し、ワンセグ対応端末も広がった。デジタル機器が、つばぜり合いから本格戦線に転じ、テレビなら液晶が、次世代DVDはブルーレイ陣営が、ゲーム機は従来のターゲット外だった、中高年齢層も取り込むハード・ソフトを出した1社の一人勝ちだった。気がつけばCDの時代は陰りを見せ、音楽や画像はダウンロードして記憶媒体に保存する方式での配信が成長した。
 今年は、すぐそこにある危機。飲酒運転での死亡事故、近親者による殺人事件、発砲事件の巻き添え、子どもたちへの危害。いつ、どこで、誰に我が身を狙われるか、分からない時代になりつつある。注意していても巻き添えを食うかも知れないところが厄介だ。
 さて、皆様にとって今年はどんな年だっただろうか。来年が良い年でありますように。

 今年も本コラムをご覧いただき、ありがとうございました。今回が今年最後のアップになります。来年は一週お休みをいただき、1月11日頃から再開いたします。来年もよろしくお願いいたします。
                                     (仲)

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2007年12月21日 (金)

韓国大統領選は  ~ゆうてもええかな~

 日本では、参議院で野党が逆転し、さらに与党に逆風が吹いている。
 お隣韓国でも、与党大統領候補が敗れ、野党ハンナラ党候補が大統領に当選した。10年ぶりの政権交代である。
 韓国経済も、見かけは伸長し、ウォンも円に対して強くなってきている。李明博次期大統領が以前所属していた『現代』財閥が牽引し、経済成長を遂げ、コストダウンを図って中国や東南アジアに進出する企業も目立つ。富裕層がソウルを中心にして高級区画を形成し、地下を押し上げている。アジアの経済を見る上で、韓国は無視できないどころか、重要な市場であり、東アジアの発展の一翼を担うと言っていい。
 しかし、金大中、盧武鉉両大統領が政権を握っていた10年の間に、目標達成して次の目標を見失い、富める者はますます肥え、弱者は日に日に生活が苦しくなるという、格差社会構造となった状況を打開できなくなって、国民は政権交代を望んだ結果となった。
 さて、次期大統領の政策はどうなるだろう。隣人として、興味を持って見守るべきだと思う。おそらく、国際社会での立場については、大きなスタンスの変化はないだろう。北朝鮮との関係は、太陽政策がどの程度引き継がれるか、従来の路線で進むのか、非核化前提を全面に押し出してイニシアティブを取ろうとするのか。六ヶ国協議の枠組みを外れることはないだろうから、そこから踏み出した南北対話を進めるのか。
 韓国が南北対話を進め、非核化の見返りとなる経済支援を実施しようとするとき、韓国単独で実効ある支援をするだけの財源がない。アメリカは米朝直接対話での展開を図るだろうし、中国が大幅な支援に動ける状況でもない。日本の支援をあてにしての南北対話にせざるを得ないのが実態だろう。
 格差を解消するだけの経済成長を達成できるか。協調路線の外交政策では、具体策とその財源をどう調達するか。新大統領の手腕を見守りたい。
                                    (仲)

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2007年12月14日 (金)

また年金かい  ~ゆうてもええかな~

 臨時国会は、ねじれ状態のまま延長、さらに与党は再延長の構えで、早くインド洋での自衛隊給油活動を再開するための法整備をするつもりだった。そう、衆院での再可決を強行してでも、給油活動は続けなければならない。対アメリカ政策、外交政策を考えると、自衛隊をもう一度インド洋に送りたい。そちらの方に力点が置かれていたはずなのだ。
 しかし、ここへ来て、また年金問題が浮上した。消えた年金約5千万件、そのうち20%近い約1千万件について、特定が困難であると発表した。その波紋は大きく、火曜日に舛添厚労相が記者会見して以降、金曜日になっても、自民党は波紋に揺らいでいる。
 もともとは阿部前首相の公約だった。名寄せを来年3月までに終え、年金の持ち主の完全特定して解決する、として、政府の信頼回復に躍起になっていた。しかし、参議院選は惨敗、代わって福田首相にバトンを渡された。新内閣になっても、厚労相は舛添氏が留任し、年金の名寄せの公約は引き継がれた。
 しかし、ここへ来て、特定困難な年金が約2千万件になる見通しであることが明らかになったあと「3月までに解決するとは言っていない」と、言い訳を始めた。選挙中だからスローガン的に省略して言ったとか、そういう気持ちでやっているとか、公約違反というほどのことなのかどうか、とか。
 いずれにしても、国民がどう受け取ったかが問題で、公約違反と責められてしかるべき状況である。少なくとも、政府は信頼をまた失った。ここのところ、防衛利権の問題で責められつつも、民主党の力不足で追いつめきれずに一息ついた感があったところに、この年金問題である。与野党の対立はさらに深まり、民主党の勢いを回復させた。
 ねじれ国会の対立は決定的で、このままの状態が続けば、自民党は来年にも想定されている解散・総選挙でも、現在の勢力、与党で3分の2の議席を確保することは無理だろう。
 年金問題で国政選挙2連敗、なんてことになったら、自民党の危機、政界再編につながるのではないか。国が、危ない。
                                     (仲)

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2007年12月 7日 (金)

次の大阪府知事は  ~ゆうてもええかな~

 先の大阪市長選挙では、民主・国民新党推薦の平松氏が当選し、現職の関市長が落選した。今のところ、このことは国政には響いていない。
 ただ、大阪府知事選には大きく響いた。平松氏当選の万歳三唱のとき、後ろで一緒になって万歳をしていたのが、太田知事である。太田知事は、前職の故横山ノック知事がセクハラで逮捕、辞職したのに伴う選挙で当選し、2期勤めた。与野党相乗りの候補で、3期目も確実な情勢だったが、この秋から、高額の講演料を受け取っていたり、関係する業者が大阪府から発注を受けていたりで、政治とカネの問題がくすぶり始めた。
 そして、平松氏の後ろで万歳三唱。4年前、自民・公明が推す現職の関市長が当選したときも、太田知事は後ろで万歳していた。そりゃ、府政は自公民すべて与党だから、とはいうものの、4年前万歳三唱した関市長が落選したら、平松氏の後ろで万歳、なんてやるか? これだけではないが、これも大きかったと思う。自民・公明は、太田知事を支持しないと決めた。
 で、民主はどうかというと、カネの問題が出たために、連合が不支持を表明したため、民主も別の候補を探し始めた。太田知事は万事休す。出ても勝てないと見て、年明けの知事選への出馬をあきらめざるを得なかった。
 さて、自民、民主ともに、まだ候補者を絞っていない。大阪市長選の時は、各党、国政選挙並みの動員で、衆院選の前哨戦として盛り上がったが、府知事選は、なぜかそういう盛り上がりがない。オール与党相乗り候補になりそうなのだ。時間が無いから有名人で、と、橋本弁護士に打診があったようだが、断られた。
 1月の知事選。時間がない。西川きよし元参議院議員の名も上がっている。いずれにしても、有名人になるんだろうな。政治の透明性など無視して。あ、西川きよし氏は清潔だろう。たぶん。
                                 (仲)

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