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2007年8月31日 (金)

地震、雷、火事、豪雨 ~ゆうてもええかな~

 9月1日は『防災の日』である。84年前のこの日、関東大震災が起こり、首都圏の広範囲が焼失した。 『防災の日』が制定されたのは1960年で、毎年防災訓練を繰り返しているが、最近の防災は、考え方を変えなければならないように思う。
 地震。20年前の阪神淡路大震災で、初めて震度7を記録した。記憶に新しいのは、3年前の中越大震災。そして、能登地震があって、今度はまた東に戻って、今年の中越沖地震。プレートの歪みが緩和する際の震動が地震、というメカニズムであれば、中越地方にはしばらく大きな地震は来なかったはずだ。新たに分かったのは、海底断層の存在と、その影響の大きさ。予想されている中南海沖地震や南海地震では、プレートでの地震発生を想定しているが、未知の海底断層が網羅されている状況ではなくて、つまりは日本中のどこでも地震が起こりうる状態だと言える。
 雷。最近は落雷による施設の被害が増えている。電車が止まったり、火災によるシステム障害が起きたり。電子機器の使用が広がるに従い、落雷の影響も見逃せなくなっている。
 火事。これはどこの住宅、建物でも起こりうる事態である。以前、歌舞伎町のビルで非常階段が物置代わりにされていたところで火事が発生し、逃げ遅れて多くの被害者を出した。逃げ道確保は必要である。
 そして、集中豪雨。これから台風のシーズンであるし、秋の長雨の季節である。ヒートアイランド現象の影響か、単に海水温だけの問題か、積乱雲が急速に発達して集中豪雨となる状況には、以前に増して注意が必要である。山間部なら土石流や鉄砲水、都市部では地下街への浸水や、地下設置駐車場への浸水による被害が予想される。何しろ、山も街も、排水・保水能力が数十年前に比べて落ちているところに、単位時間あたりの集中豪雨の降水量は、増加傾向にある。温暖化の影響なのか、亜熱帯のようなスコールがところ構わず降る傾向にある。
 重々、ご注意召されよ。いざというときの対応を決めておくかどうかで、生存率も変わってくるだろう。
                          (仲)

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2007年8月24日 (金)

全員生存は奇跡  ~ゆうてもええかな~

 以前、通院している待合室で、緊張感のないNHKの番組が映っているはずのテレビで、電車が折れ曲がっている惨状が延々流されていた。尼崎でのJR脱線事故の第一報を、生放送で見たわけで、『6両編成の電車がマンションに突っ込んでいます』という実況中継に、この路線は7両編成のはずなのに、と、不思議に思ったことを覚えている。実際は7両編成で、1両目が完全にくしゃくしゃになって、マンションの駐車場に詰まっていたのである。
 今週も、病院の待合室で、惨事の生中継を見た。中華航空機の、那覇空港での爆発炎上事故。最初はエンジン後方から煙が出て、炎がチラチラ見えていたのが、徐々に猛火が機首のほうに移動し、結局すっかり燃えてしまった。その一部始終を、診察室から呼ばれるまで、凝視していた。
 その後の調べで、ボルトが脱落して燃料タンクを破り、吹き出した燃料が、高温のエンジン排気と混ざって引火したらしいとの調査委員会の報告があって、その『ボルトが脱落して燃料タンクを破る』という状況は以前にもあったらしい。製造元のボーイング社も把握していて、中華航空もボーイング社からの指示で点検したという。しかし、事実は動かない。エンジンタンクに穴が空き、飛行機が一機、丸焼けになった。
 これで犠牲者がいないというのは、はっきり言って、奇跡である。台湾では機長が英雄視されていたが、それ以前に、一度点検して無事だと安心する検査体制に問題がある。そういうことが分かっているなら、ボルトの点検を強化するなり、ボルトでの接合法自体を見直すのが、本当の対策というものである。そうすれば、機長も乗客も、不要な脱出劇など演じなくても良かったのだ。
 後付けで話しているのではない。それが会社の危機管理であり、人の命を預かるメーカーや運航会社の責務というものではないか。再発防止という言葉は、そのためにある。
 個人的には、白い恋人の方が罪が重いと思う。雪印や不二家を横目で見ながら、だから。
                          (仲)

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2007年8月17日 (金)

暑い  ~ゆうてもええかな~

 ここ一週間ばかりの酷暑も、北から順に週末にかけて、いったん収まる様子である。家の中にいても熱中症にかかるお年寄りが出るくらいだから、体温ラインを越えた暑さは、我慢しない方がいい。クーラーを使うなり、涼しい場所に行くなり、水分を摂るなりして、熱中症を防いでいただきたい。省エネだと言っても、健康あっての話である。省エネで体調を崩したり、命を落としたりしたらたまったもんじゃない。あ、関東の方は特に、できるだけ電気を使わない涼み方を工夫されたほうがいいか。柏崎刈羽原発の、中越沖地震による運転停止のあおりで、供給電力が不足する怖れがある。各地にて工夫されたし。
 ただ、記録的な酷暑だからといって、温暖化がどうだとか、そういう議論にするのは早計というものかと思う。温暖化自体は、ここ百年の間に進んでいることは事実であり、それは受け入れて、人間としてどう行動するかを考えたらいいと思うが、地球温暖化が進んだらどういう影響が起こるかを地球規模で考えず、暑いから冷やさなきゃいけない、という単純な発想で騒がないほうがいい。
 そもそも、この気温上昇が、千年単位で考えて、自然界の活動によって生じる温度の上限の範囲内なのか、人間の活動がもたらした環境破壊なのか、結論が出ているのだろうか。私は寡聞にして知らない。気温の上昇も、海水面の上昇も、その影響で起こる生物相の変化も、自然の営みの範疇ならば、受け入れて人間の活動も変化してゆけばいい。
 人間社会は矛盾だらけである。地球温暖化の影響で、砂漠化が広がり、食糧不足が起こって飢えに苦しむ地域が増えると言っておきながら、ガソリンの代替品に穀物を原料にしたバイオエタノールが普及している地域がある。トウモロコシなどが高騰し、それを飼料にしていた家畜の生産コストも上がり、肉が値上がりする。環境のためと言いながら、矛盾点を見落としていないか。
 だからといって、温暖化対策はしなくていいんだ、という極論に走るつもりはない。どういう影響を抑えるために、何をしなきゃいけないか、ということを考えることが必要だ。
 で、何をしなきゃいけないかって? こんなに暑くっちゃ、考えもまとまらないね。
                            (仲)

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2007年8月10日 (金)

ボンズは偉い  ~ゆうてもええかな~

 いきなり表題と違う話で恐縮だが、朝青龍も気の毒なことだ。精神面に病状を抱えているらしいことは明らかで、神経性の病気に苦しんでいる私には、気持ちが分からなくもない。ただ、気の毒だ、と突き放すだけで、同情までするつもりはない。まだ26歳。数週間前には、痛んだ体でも幕内最高優勝を遂げた横綱である。けがを理由に巡業を休み、母国に帰っていたことに対して、相撲界がペナルティを課すのは当然。そこで協会やマスコミ、世間の目から逃れ、ストレスを感じ病んで引きこもるのは、勝手に過ぎる。現状での帰国は、引退と同義。日本で入院加療し、けがをしていても相撲界の横綱であり続けるべきだ。場合によっては、出場停止明けの初場所が、進退を問われる場所になるだろう。
 その点、ボンズは偉い。ホームラン756本、米大リーグでのホームラン記録を塗り替えた。この記録に異を唱える声もあるが、打った事実はまず賞めよう。ドーピング疑惑の渦中にいながら、実際はドーピングをしていたかどうか知らないが、筋力を増強させただけでホームランを打てるものではない。飛距離は伸びるだろうが、まず、大リーグの並み居る投手陣の投げるボールを打ち返さなければならない。そのホームラン数、即ちバットの芯に当てて打ち返す技術は、並の選手ではないと言っていいだろう。
 さらに、ドーピングにどっぷり浸かった選手の末路、精神を病んだり体を蝕まれたりしてゆく惨めな姿を見ながら、自分にも疑惑がかかっていることは、該非は別にして、相当なストレスになったものと思う。そのストレスを振り払うかのような活躍する、その精神力はすごいと思う。ここはあえて、すばらしいとは言わないが。
 やろうと思ってできることじゃないよ、ホームラン記録も、相撲の幕内優勝も。評価は後世の人がやってくれる。今は、胸を張っていなさい。
                               (仲)

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2007年8月 3日 (金)

新安倍内閣はどうなる  ~ゆうてもええかな~

 参議院議員選挙で歴史的大敗に追い込まれ、批判を受けつつもなお、総理総裁の座から去ろうとしない安倍氏に、申し上げる。
 貴殿のその強き意志と決意に、敬意を表する。負けたから辞めろ、というのは、従来の考えからして当然の批判であり、それが民意と考えていい。閣僚の不祥事が連発し、しかも事務所経費の不明瞭処理問題で自殺にまで追い込まれたポストに据えた閣僚が、同じ込事務所経費処理が不明瞭で矢面に立たされた際の処理がトドメではあったが、それ以前に重要法案を次々と強行採決で無理矢理通した手法に、民意は付いてこなかったのである。
 法案の内容や審議が伝わらず、先陣を切って強行突破する貴殿の後ろ姿しか有権者は見えなかった。党の顔、政府の顔、日本国の顔として、国民に対峙して説明すべきことがもっとあったはずである。年金問題に霞んでしまったが、政治とカネのことについても、教育についても、税制についても、経済成長についても、『美しき日本』の言葉で象徴させてしまい、未来像を丁寧に説明する必要があった。しかし、国民は貴殿の顔を見ることはできず、強行突破する背中を見せられて、付いていこうにも追いつかなかったことに、貴殿は気付かれただろうか。
 結果として、民意は自民惨敗となった。勘違いしないでいただきたい。民主党が大勝したが、民主党を国民が選択した結果だと思わない方がいい。民主党に入った票のうち、自民党支持者の票が1割以上ある。マイナスイメージを払拭するだけで、票は戻ってくる。貴殿は『自民を選ぶか民主を選ぶか』と叫んでおられたが、実際の国民の判断基準は、『自民をなおも指示するか、お灸を据えるか』であって、本気で民主党を政権政党にしたいわけではない。
 貴殿はご自身の判断で、総理総裁の地位に留まることを選択された。そのご判断を、当面は支持させていただく。貴殿が辞められても、他の方がすぐに起つ準備をしておられるとは思えず、政局が一挙に流動化することは明白。月末の改造内閣で、どういう体制を作られるのか、見守ることにしたい。そこでも民意が見えない組閣をされるようなら、自民党の復活は無いと思われよ。
                          (仲)

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