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2007年6月15日 (金)

改革の前にすること  ~ゆうてもええかな~

 骨太の方針だか、美しい国造りだか、なんだか中身が分からない言葉を使って改革を推進するというのが、安倍内閣の方針だったはずだ。が、ここのところ、支持率の急落であわてているようで、国会の運営がスムーズに行かない。ここで言うスムーズな国会運営とは、与党の出した法案を粛々と成立させる事であるから、どっちがよいかは、あえて言わない。
 首相がサミットへ行っている間、世論の関心事は、国会から年金に移った。自分が払った金のことになると、世論は敏感になる。社会保険庁は、法律と労使協定に縛られ、自由に動けない。年金は申請支給が原則だから、申請しなきゃ社会保険庁は動けない。社保庁ができることは、年金支払い履歴を確認しに来るよう呼びかけることと、平成9年から導入した基礎年金番号のPRくらいであろう。
 だから年金問題か改革をするのだ、と、参議院で審議に入っているが、その前にやることがあるだろう。今の未払い分の問題を照合して明確にして、不明残金がゼロになるまで徹底的に調査しなさい。ここでシステムを変えて政府から切り離したら、その時点でまた、移行時の漏れが出て、将来の禍根につながるから。
 公務員改革、教育改革、税制改革など、すべて、改革すればよくなると思ったら大間違いで、今の不具合を是正せずに新システムに移行すれば、必ずそこに傷や利害関係が発生する。まず、今のシステムが機能しているかどうかを検証すること。検証の結果、問題が出れば、まずそれを正すこと。改革する前に、地道な努力をすることが必要である。問題を残したまま改革しても、笛吹けど踊らずで、改革のメリットが問題点に吸収されてしまう。
 昨年度の歳入は、いざなぎ越えの成長にもかかわらず、税収が伸びずに予算未達だった。経済は指数以上に、不況感がただよっている。実質的に産業が成長しての好景気ではなく、リストラなどの経営改善努力によるものだから、一部を除いて、売上が伸びているわけでなく、税収の伸びも低かった。政治の屋台骨である歳入がぐらついているのを放っておいて、改革などに血道を上げている場合ではないと思うが、いかが。
                             (仲)

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