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2007年3月 2日 (金)

アジアの株安が駆けめぐる  ~ゆうてもええかな~

 今週の火曜日に始まった全世界的株安が、日本では金曜日まで続き、円高に振れたことも相まって、特に輸出関連株が下げ止まっていない。アジア各国の株価が下げ止まっているため、週明けの市場動向が注目される。
 特に海外の投資家の売りが、株価を下げの方向に引っぱっている。ここまで株価を引っぱってきた原動力が、利益確定のために売りに回っている。折も折、三月に入ったところでの株安は、三月期決算の企業にとって、資産価値の低下から決算への影響も出かねない。
 今回の世界的株安の発端は、上海市場だとされている。中国の市場が、世界に影響するほどの規模に成長している今、インドまで含めたアジアの市場にも、注視せざるを得ない。中国の成長は著しいが、自国企業の成長と、海外からの進出企業による下支えとのバランスを取らねばならず、国策が大きく影響するため、市場規模が大きくなるに従い、政府による誘導の手綱さばきに気をつけなければ、進出企業が叩かれて市場に影響することも否定できない。
 一方、国内の株価を見ると、特に輸出関連株の売りが大きい。電機、精密機械などは、汎用品は韓国・中国品にシェアを抑えられ、高性能という付加価値による市場回復が至上命題になっている。例えば、液晶パネルで一人勝ちのシャープは、『亀山ブランド』を確立してシェアを確保し、続く展開として、姫路工場の建設を発表した。プラズマパネルのトップである松下も、尼崎に新工場を建設中で、傾向としては大型画面で高精細、フルスペックハイビジョン対応型品種の投入で、競争力を強化してシェア確保を狙っている。
 海外の投資ファンドも、日本への資金投入の隙をうかがっているが、その次には韓国があり、東アジアがあり、インドがある。中国は、現時点では、政府がその気になれば閉め出すことは容易な体制だから、ファンドとしても旨味は少ないだろうと思っている。
 少し前までは、アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく状態だったが、今や、アジアがインフルエンザに罹れば全世界に蔓延する。今月の動きが、三月期決算を、ひいては景気を左右しかねない状態であり、注目せずにいられない。
                                   (仲)

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