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2007年2月 2日 (金)

バイオ燃料は普及するか  ~ゆうてもええかな~

 原油の高騰で痛い目を見たおかげで、特に車の燃料の代替品開発が進んだようだ。オイルショックのころから、石油は枯渇すると言われて代替エネルギーの開発が進むが、原油価格が落ち着くと、代替エネルギー開発もトーンダウンする。しかし今回は、環境への配慮という観点が浸透してきたおかげで、研究開発も継続して進むだろう。
 最近、よく聞くのが『バイオエタノール』である。市販のエタノールは、原料が原油だから、わざわざ区別する。『バイオエタノール』の原料は、植物由来の糖類を発酵させたもので、サトウキビやトウモロコシ、麦などから作られている場合が多い。もちろん燃やせば二酸化炭素が出るが、そこで出た二酸化炭素は、そもそも原料の植物が育つときに大気から吸収したもの、という解釈から、二酸化炭素の増加にはカウントしない。
 これをガソリンと混ぜて、車などの燃料として使うのだが、問題がある。ブラジルはバイオエタノールへの切り換えが進んでいるため、原料のサトウキビの需要が増え、砂糖が値上がりした。食料を燃料にすることに対して、食料として使用する側からは反対の声がある。
 農作物だけではなく、セルロースなどからも抽出する技術はあるが、まだ認知されていない。そもそも、エタノール混合ガソリンは、エンジンの腐食を早めるとして、日本では3%までしか加えてはいけない。アルコール対応エンジンは普及しておらず、国内においては焼け石に水。石油元売り各社が、エタノールを買って混合することを嫌っており、環境より商売が先行した形だ。日本こそ、代替燃料の開発に熱心にならねばならないのに。
 ガソリンだけでなく、ディーゼル燃料も、バイオ燃料にしようとする試みがある。菜種を栽培して菜種油を取り、天ぷら油として使用した廃油を、ディーゼルエンジンに使おうという運動が、自治体レベルで行われている。なんだかほほえましい運動ではある。
 国レベルで取り組むなら、国民の環境意識を高めないと、バイオ燃料は普及しないだろう。しかし国は環境に優しくない核燃料は推進したいらしいが。核燃料が、二酸化炭素排出ゼロだから環境に優しい、などという宣伝も聞くが、二酸化炭素だけが悪者ではない。核廃棄物の環境への影響をなんと考えているか。地震大国で、地中に埋めるという処理方法が完全に安全だと思う方がどうかしていると思うのだが。天ぷら油の方が、よほど身体に良さそうである。
                                      (仲)

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