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2007年1月26日 (金)

安倍クンどうする  ~ゆうてもええかな~

 25日の通常国会召集直前に、政府の教育再生会議が第一次報告をまとめ、安倍首相に提出した。そしたら、ゆとり教育の見直しと授業時間増、教員免許の更新制度などを盛り込んだ法案改正を、今国会で法案化して審議するという。安倍首相は『教育再生国会』にするのだと語っているが、法案化にあたって与党との折衝もできていない。実行省庁の長たる文部科学相が、着手済みの教員免許更新は法案化できても、その他は事実上時間切れになると言う。
 そう、今回の通常国会は、会期延長が難しい。会期は150日、6月23日まであるが、7月には参議院選挙があり、各党の皆様、国会どころではなくなるからだ。
 今国会で必ず成立させなければならないのは、07年度の予算案。これを人質にして、野党が現役閣僚の事務所費会計問題を突いて、少しでも弱腰になると、首相の支持率がまた下がる。4月には統一地方選が控えており、下降する支持率を支えておかないと、参院選に影響することも考えられる。
 リーダーシップを示すために教育改革を推し進めるのも、これも大事な問題ではあるが、本当は隠れ蓑ではないかと思う。安倍首相のなかでは、予算案を成立させた次に、本当は国民投票法の成立と、イラク特措法の延長こそが優先させたい法案のはず。しかし、これに手を付けると、参院選の争点になるのは必至。そして、争点になれば今の世論では不利で、選挙を優先したい与党の国会運営協力態勢が得られない。
 だから、誰もが問題だと思うはずの教育を前面に押し出した、という魂胆が見える。だから、7月まではおとなしくしていて、本当に手を付けたい重要法案は、選挙の結果を見てから次の国会で通す心づもりだろう。
 とにかく、今国会は時間がない。閣僚の事務所費会計問題でおたおたすれば、安倍首相の存在感はどどっと下がる。今でも、顔が見づらくなって、政府を引っぱる力強さに欠ける印象の安倍首相、さて、今国会をどう乗り切るか。見物である。
                                     (仲)

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2007年1月19日 (金)

さて、VISTA  ~ゆうてもええかな~

 いよいよ、ウィンドウズの新しいOS"VISTA"を搭載した、春モデルパソコンの発表が出始めた。現在のXPより、ウィンドウの視認性が上がり、作業がしやすくなるようだが、パソコン自体の機能としては、いわゆるコンピュータ機能より、インターネット端末としての役割に大きくシフトしており、動画やミュージックソースのダウンロードと保存、携帯機や録画・録音機への転送といった機能が重視されている。デスクトップもモバイルも、地上デジタル波放送受信対応機が、この春から多く出てくる。中には、パソコン本体とセットであったモニターを無くし、自宅のデジタル対応テレビをモニターとすることを前提の機種も出る。
 そうなると、パソコンはもはや、精密で特殊な機械ではなく、家電の一部として、リビングに置かれるようになるかも知れない。VISTA機の発売は、今までパソコン・インターネットとテレビ放送の垣根を低くし、新たな需要を喚起することになるだろう。パソコンの競争相手が、次世代DVDになるだろうし、販売形態も、モバイルは別にして、モニターは別売りが主流になることも考えられる。端末モニターと薄型大画面テレビ、両方を置く必要がなくなれば、消費者にとってメリットがある選択だろう。
 パソコン業界も、パソコンをどう売ろうか、困っているはずである。モバイルを前提として、強度を上げた機種を出すところもあれば、形状を全く変えてチューナーを内蔵し、リビングに置くことを意識しているとしか思えない新機種もある。パソコンに求めることが、今まではインターネットでホームページを開くなどの電脳趣味人向けだったのが、ブログやネットショッピング、コミュニティ参加といった、小難しい作業が要らないインターネット世界での作業に移ってしまい、必要なスペックが、動画処理速度とDVD対応、ハードディスク容量といった程度で充分、というユーザー層をターゲットにならざるを得ない現状がある。
 VISTA機も、パソコンでの作業用途の広さを競うより、誰でも使える家電感覚の販路拡大にならざるを得なくなっている。最大の敵は、Wiiを始めとするゲーム機であることも、頭が痛いことだろう。グラフィックに特化すれば、ゲーム機の方が高画質なのである。パソコンはもう、特殊な人の持ち物ではなくなった。さあ、次の展開はどうなる。
                                          (仲)

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2007年1月12日 (金)

不二家の罪は重い  ~ゆうてもええかな~

 またか、という気持ちである。不二家の洋菓子に、消費期限切れの材料使用や、規定の10倍の細菌が検出された製品の出荷を公表し、当面、洋菓子の販売を休止するとした。
 告発ではないが、社内では昨年11月に事態を把握していながら、稼ぎ時のクリスマスが過ぎてからの公表であるから、誠実な対応とは思えない。
 真っ先に思い出すのが、牛乳の食中毒事件であるが、被害の有無という点で違いはあれど、根本の、製造現場の認識には相通ずるものがあるように思う。食品を製造しているという意識の欠如である。そして、モラルの低下の傾向が見られる。
 企業モラルの低下という観点から見ると、先のトラックメーカーの設計ミスによる被害、暖房機の一酸化炭素中毒防止装置の不正改造なども、企業側の意識の欠如による事件と言えよう。また、尼崎での電車脱線事故での、鉄道会社の対応などでも、自身を省みず、使用者の不利益から責任を逃れようとする浅ましい姿が、どれほど醜く映ったか、不二家の社員も見ていただろうに。その愚を自ら犯す神経に、あきれるばかりである。
 福井県にある原子力発電所では、配管の点検を怠ったために死者が出る事故を起こした原子炉を、このたび再起動させた。本当に安全なのか、異常値の隠蔽はないのか、明確な説明もないままに。
 企業ばかりとは限らない。裏金を貯め込んでいた自治体、出勤実態がないのに給料をもらい続けていた職員、談合で私腹を肥やした首長、政治団体の不明瞭な会計実態が明るみになりつつある議員、当然のごとく格安の官舎で内縁関係の相手と生活していた方。公的機関でも、モラルが欠けている人たちが、平気な顔をして歩き回っている。こちらの方が、本来であれば公的立場で不正や税金の無駄づかいを監視しなければならない立場の人が多いはずだから、たちが悪いとも言える。
 不二家の罪は重い。しかし、不二家だけではなく、モラルの低下した企業や公人の罪も重い。いずれ本人に、しっぺ返しがあることは分かっているだろうに。真っ当な仕事しようよ。
                                   (仲)

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2007年1月 5日 (金)

雪や来ん来ん  ~ゆうてもええかな~

 新年明けましておめでとうございます。本年も当コラムが続く限り、よろしくお願いします。
 さて、お正月休み中、故郷で過ごされた方も多いと思うが、少しぐずついたものの、冬の厳しい寒さではなく、どちらかといえば穏やかな正月だったようだ。暖冬の傾向が続いていて、この冬はまだ大規模な寒気団がやって来た様子はない。年末に一時期冷え込んだが、大陸からの寒気の押し出しが弱く、西の高気圧が張り出して冬型の気圧配置になっても、すぐに崩れてしまう。
 暖かいならいいではないか、と言う無かれ。冬は寒くないと困るところもあるのだ。
 ヨーロッパは記録的な雪不足で、スキーワールドカップの開催地の変更を余儀なくされた。日本でも、青森県で開催予定のスキー競技公式戦の日程を変更する事態になっている。組織が運営する大会が行われるようなスキー場でも、ゲレンデ整備ができない状態だから、その他は推して知るべし。本州のスキー場は、標高が高いところは滑れるが、手近なところはオープンすらできない状態に追い込まれている。
 昨年のような、大きな爪跡を残した豪雪も困るが、ここまで降らないのも困る。雪による事故が少なくなるため、喜ぶ人もいるだろうが、雪が降ってもらわないと、除雪用具は売れないし、電車もバスも遅れたり止まったりしないからタクシー業者の売上も減るし、防寒具の在庫もはけないし、かまくらが作れなくて、予定していたイベントが中止になったりするし、雪祭り用の雪の確保が大変だったりするから、困る人も大勢いるのである。
 このまま暖冬が続いて春になれば、困るけれども、まだいい。三月に入ってからドカ雪が降る方が、もっと困る。春のドカ雪は水分を含んで重く、昨年の豪雪被害のように、あちこちに爪跡を残しかねない。
 やはり、そろそろ寒くなって、雪も適度に降ってくれませんかねえ。冬将軍殿。
                                       (仲)

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