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2006年10月13日 (金)

便利だった ~ゆうてもええかな~

 水曜日の朝刊に、NTTドコモの広告が出ていた。「クイックキャストサービス終了のお知らせ」と書いてあって、「クイックキャスト」とはなんぞや、と読んでみたら、ポケットベルのことだった。いや、厳密に言えば、ポケットベルサービスの現在のスタイルなのだ。
 ポケットベルが出回ったころは、便利な物が出てきた、と思ったものだ。それまで、外へ出かけている人に連絡を取る手段が無く、立ち回りそうなところに電話をかけて探すか、当人から電話がかかってくるのを待つしかなかった。そこへ、ポケットベルが登場した。初期は、番号しか表示できなかったが、そのポケットベルに電話をかけて、折り返し電話して欲しい番号を連絡すると、相手が外にいてもつかまる。あとは、向こうから電話してくるのを待てばよい。
 大ブームになったのは、確か15年くらい前だったろうか。そのころには文字も表示できるようになり、数十字の短文が送れるようになった。そこで、特に女子高生の間で、ポケットベルを使ってのコミュニケーションが流行った。文章を縮めたり、文章を数字に置き換えて送ったりして。ただし送る側は家の電話か、公衆電話だったから、電話ボックスに数人の女子高生が入ってきゃあきゃあ言っていた光景が、当たり前だった。
 しかし、そのブームも長くは続かなかった。そのころから普及し始めた携帯電話やPHSに押され、需要は落ちていった。携帯電話にメール機能が付くと、ポケットベルは圧倒的に不利になり、21世紀になるころには、ほとんど目にすることが無くなった。
 今でもサービスが続いていたことに驚いた。まだ需要があったのだ。病院内や工場内など、携帯電話が使えない場所では、まだ生き残っていたらしい。しかし、NTTのサービスは、来年3月で終了する。代替サービスか、別業者への移行になるようだ。
 20年前には最新のツールでも、10年で陳腐化し、さらに10年で衰退していく。今の携帯電話も、10年もすれば陳腐化するのだろうな。「昔は手で持って話してたんだって」とか、「画像がなかったんだって」とか。まあ、それが時代の流れというものだろう。
                                       (仲)

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