« 振り子は戻るか  ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 規則と自覚  ~ゆうてもええかな~ »

2006年9月16日 (土)

中国を米国にするな  ~ゆうてもええかな~

 14日から、日本でワールドカップが開かれている。種目は、シンクロナイズドスイミング。4年ぶりの開催という。不定期開催なので『4年ぶり』で、今回が11回目である。
 スポーツニュースではなく、別の方面から、開催を知った方もいるだろう。北朝鮮チームの、通訳を含めた関係者数名の入国を日本が認めなかったため、北朝鮮が不参加を表明したことの方が、先にニュースになった。
 日本は、北朝鮮のミサイル発射以来、北朝鮮からの入国を厳しく制限していて、今回の入国拒否も、政府の関係者と判断したチーム関係者に対しての処置であり、選手の入国は認めている。しかし、反発した北朝鮮は、政府関係者はいないと主張し、日本の対応を非難して、不参加を決めた。
 こじれにこじれた北朝鮮問題に関して、日本の味方になる国はいない。六カ国協議の枠組みを維持するなら、日本の主張は通るまい。中国・韓国・ロシアは同調しないだろう。アメリカも、今は中東情勢で手一杯。ノドンⅡがいくら飛距離を誇っても、アラスカが精一杯で、アメリカ西海岸にも届く気遣いはないし、北朝鮮の体制もほころびが見える現状、本気で脅威だと思っていない。核を持たせることだけ避ければいいのだ。
 逆に、北朝鮮という国を守りたいのは、中国であり、韓国である。韓国は、北朝鮮の貧困層の流入が経済成長の足を引っ張ることを怖れている。中国は、アジアの大国を自認し、共産主義国家を維持するには、身近なところで共産主義国家が壊れてはまずい。経済成長を推し進めながら、共産主義体制を維持するには、国民に不要な情報が流れるのは避けたい。北朝鮮が東アジアでの危険区域となってしまっては、守りたいが、かばいすぎたら国際社会の批判を食らうというジレンマに陥る。アメリカにとってのイスラエルのように。
 国家体制は違うが、大国を自認し、リーダーでありたいと思うところ、資源を自国の利益のために消費して経済成長を進めるところ、大なり小なり民族問題を抱えているところ、目的も歴史的経緯も全く違うが、アメリカと中国の類似点を見つけて考えると、中国の意図が見える。中国にとって、アジアのリーダーは日本ではない。
 大国のエゴで国外の干渉を強めるアメリカのように、中国にはなって欲しくない。わがまま大国は一国で充分。日本は中国に対して、牽制できる立場でなければならない。日本のリーダー的資質が問われる時代に入ったと思わねばなるまい。
                                          (仲)

                            戻る

« 振り子は戻るか  ~ゆうてもええかな~ | トップページ | 規則と自覚  ~ゆうてもええかな~ »