« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006年7月28日 (金)

8月は熱い  ~ゆうてもええかな~

 梅雨が明けたような明けないような、とにかく暑い月末だが、来週から8月に入る。夏本番である。
 この8月は熱い。北朝鮮などまだおとなしい方で、イスラエルとヒズボラの戦いがエスカレートし、米国のみ支持するイスラエルが今後どうでるかに注目が集まっている。宗教問題が根にあるだけに、落としどころが分からない。このままではイスラエルがまたレバノンを蹂躙しかねない。自制を促したいところだが、どうなるか。
 国内では、自民党総裁選が熱い。おそらく三すくみの対決になるだろうが、安倍官房長官優位は揺るがない。しかし、まだ具体的な政策、消費税率、財政改革、外交問題、靖国の扱い、どれ一つ具体的な施策を出していない。そのあたりを、他の候補がどう揺さぶってくるか。駆け引きが熱い。
 靖国問題も、転機になるかもしれない。昭和天皇の独白メモが出てきたり、A旧戦犯の遺族が靖国合祀に異議を出したりと、反靖国に流れそうな話が出ているが、この時期に出てくるあたり、どうもうさんくさい。首相の靖国参拝をめぐって、遺族会と反靖国派の綱引きが熱くなるかもしれない。東アジア外交問題に絡む話だけに、そっとしておいて欲しいと思っている政治家は少なくないだろうに。
 考えてみれば、神社というのは勝手なものだと思う。神として祀ったものは、ずっと神のままで、一般に繰り下げはできない。で、誰が誰を神として祀るかというと、神社である。自分で祀り上げて、そうしたら、神として、子々孫々に至るまで祀らなければならない。自然崇拝から派生した日本神道だから、分からなくはないが、死んだ人を神として祀ったあたりからややこしくなっている。戦没者の英霊を拝むというと態はいいが、神社の中では、戦没者は神である。神を拝む行為であることを忘れてはいけない。千年くらい前の天皇は出家したケースも多いが、神道では万世一系、すべて神なのだろうか。その辺はよく分からない。
 神から人になったのは、ただ一人、昭和天皇だけである。その孫の妻、秋篠宮紀子様のご出産が、もう近い。9月後半が予定日で、いろんな意味で(あえて書かない)注目の的であり、水面下では熱いつばぜり合いが始まっていよう。心安らかに、安産されることを願う。
                                       (了)

                                   戻る

2006年7月21日 (金)

もったいない  ~ゆうてもええかな~

 先日の滋賀知事選で、嘉田氏が自公民相乗りの現職をおさえ、知事に初当選した。千葉に続いて、自民党にとっては連敗となり、民主も、自民との相乗り撤廃を決めたものの、その前から地元組織が現職を推薦していたので、やむなく相乗りで戦い、敗れたのだから、ダメージは大きい。さっさと新知事支持に回っているが、ダメージは拭えない。
 さて、嘉田知事、全国で5人目の女性知事であり、関東の出身ながら琵琶湖に惚れて移住したと言うから、その行動力は並ではない。今週の初登庁から精力的に動き回った。その嘉田氏が選挙戦で前面に打ち出したのが「もったいない」というフレーズであった。今、米原と京都の間、栗東市に、新幹線の駅を作り、こだまを停めようとしている。請願駅で、金を出すから新幹線を停めてくれ、という形で、JR東海を動かして新駅着工までこぎ着けたが、「利用者の少ない駅建設に何億もの税金を投入するのはもったいない」。ダムの建設工事についても「利用価値が低くなっているダム建設に税金を投入するのはもったいない」。そういう無駄づかいを「もったいない」という分かりやすいフレーズで強調し、県民の支持を得た。
 滋賀県は、琵琶湖という大きな資源を持ち、海はなけれど水産物に事欠かず、水に困ることもない。江州米は関西三都を支える米であり、京に近いがために昔から交通の要衝として人や物が行き交う、豊かな土地である。最近は、大阪のベッドタウンとして、また京都の大学がキャンパスを移して、人口の増加も著しい。インフラが着いていかず、特に道路網は脆弱で、どこもかしこも渋滞がついて回るあたりは不便だが、だからといって新幹線の駅が必要かと言われると、さあ、と首をひねる。栗東から、京都まで在来線で約30分、米原まで約20分。新幹線の駅予定地のまわりは田んぼばかりで、新幹線駅までのアクセスを考えると、あまり便利な駅ではない。停めたいなら停めてもいいが、受益者負担で、地元が金を出せばいい。県の税金を投入するなら、企業の誘致など、県が潤う見込みがない限り、県税の投入は「もったいない」。
 同じ請願駅の、本庄早稲田駅を見るがいい。資金不足で、駅前にアーケードもない。すでに資金を投入している地元や地権者は、止める方が「もったいない」のだろうが、さらに金を出すのも「もったいない」。どうケリをつけるか、新知事の手腕の見せ所である。
                                       (仲)

                                   戻る

2006年7月14日 (金)

定年旅行  ~ゆうてもええかな~

 小泉首相が、一週間にわたり、外遊にでている。イスラエルから始まる中東諸国歴訪からロシアに入り、サミットに出席するためである。まあ、そういう時期に当たったから仕方ないが、あと数ヶ月で任期を終える首相と会談をして、相手は何か得るものがあるのだろうか。来られた方が迷惑なんじゃないかという気もする。どうせなら、これから何をするか、約束してくれる人に来て欲しかろう。だから、誰に会おうが、小泉首相は何の成果も上げられないだろう。会社員が、定年前にまとまった休暇を取って、旅行に出かけるのと、あまり大差ないように見える。
 思い出してみれば、小泉外交について、どんな成果があったろう。自衛隊を海外に出して、イラクで道や橋を造った。平壌に行って、国家による拉致を認めさせた。ブッシュ君と仲良くなった。……他には?
 前首相もろくなことしなかったが、小泉首相はさらに、日本を他国から遠ざけた感がある。日本が何らかの影響力を行使できる国が、いったいどれくらいあるだろう。経済面では海外で活躍しているが、これは首相が音頭を取ったわけではない。企業が、国内だけでは商売にならないから、海外に活路を求めているのであって、政治が誘導したものではない。ODAで金を出して、それで他国に貢献したつもりでいるなら、大きな勘違いである。お金を受け取る側は、誰が出したかなど、どうでもいいことである。
 確かに、総裁選の公約は、旧来の自民党をぶっ壊す、だった。で、ぶっ壊した。その結果、強者どもが夢のあと。まとまりが無くなって、行政側はこの隙をつき、改革を骨抜きにしている。道路公団など、結局道路を造るのなら、分割民営化など意味がない。
 次の首相は、内憂外患の後片付けに追われて、独自の功績を残すところまで行かないだろう。幸い、野党も同じようにぐでぐでになっているから、次の参院選、負けるだろうが、民主党が幅をきかせるほどの風は吹くまい。何か、身のあることを残してから、定年旅行に出かけて欲しいものである。
                                       (仲)

                                  戻る

2006年7月 7日 (金)

テポドンドンドン  ~ゆうてもええかな~

 あれだけ派手にやられたら、今週も、北朝鮮の話に触れないわけにはいかない。
 5日未明から夕方にかけて、合計七発のミサイルが北朝鮮から発射された。まかり間違えば飛んできそうな地域に住んでいる者にとって、剣呑な話である。日米は敏感に反応して、連携して日本海を見張っている。日本は万景峰号入港停止という、象徴的だが実際にダメージのない制裁を科した。国内の在日朝鮮人にしてみれば、迷惑な話で、嫌がらせや脅迫まがいの事件も起こっている。
 さて、発射してしまって、これからどうすればよいか。日本は、事態を放っておけないから、抗議をすればいい。アメリカはどうするか。今までは北朝鮮の挑発に応じて二国間交渉で抑えてきたが、今回は二国協議に応ずるだろうか。私は可能性は低いと思う。ここで挑発に乗ってしまえば、先にマカオの銀行をおさえるなどの金融制裁の意味が薄まる。抗議はするが、それ以上の締め付けはしないだろう。それで充分だ。
 周囲の各国、韓国・中国・ロシアは、困っているだろう。今、北朝鮮の体制が崩壊すれば、韓国経済は、これを受け入れるほどの余裕はない。中国とて、共産主義国家として支援してきた関係上、命脈を絶つようなマネはできない。ロシアだって、今は極東を自国単独で監視することは難しく、北朝鮮が崩壊して、アメリカと同盟関係にある国に吸収されても困るし、軍事国家に変わって敵になったら、もっと困る。これらの国々にとって、北朝鮮は、今でも悩みの種だが、潰れては困るから、今のままそっとしておきたい。
 だからといって、ミサイルを発射した国を、かばい立てするのは難しい。事前の通告無しにミサイルを国外に発射したのを、訓練と言い張る北朝鮮をどうなだめたものか、頭が痛いだろう。万が一、何らかの被害が出た場合、どういう態度をとったものか、いろんなシミュレーションをしていることだろう。
 さしあたって、国連で国際世論を盛り上げて包囲するのがよかろう。日本単独で制裁策などで刺激しても、痛くも何とも無いはずだから。
                                       (仲)

                                 戻る

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »