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2006年6月 2日 (金)

真っ当なことだけど  ~ゆうてもええかな~

 6月になり、世間が少々騒がしい。今年もクールビズだそうで、まあこんな気楽な話ならいいのだが。
 この木曜日から、駐車違反の監視適用が強化された。運転手がいない車は、監視員がデジカメで証拠を撮り、駐車違反のシールをフロントガラスに貼る。警官だけでなく、巡回が頻繁なので、一般の車両はもちろんのこと、貨物運搬車両でも容赦ない。おかげで、運送会社は戦々恐々、商店への配送車も、走って配達する。やり過ぎとの見方もあるが、やるなら徹底的にやればいい。一切例外無し、パトカーでも回転灯無しで駐車していたら、違反金を取れ。柔軟な適用など言語道断、運転手がいても長時間の駐車なら警告すべし。道が広く使えていいし、どうせやるなら、駐車違反だけでなく、スピード違反に飲酒運転、あらゆる違反を検挙すべし。そしたら、そのうち誰かが、些細な違反の検挙に血道を上げる監視員が滑稽に見えることに気づくだろう。
 目を向けるべきは、霞ヶ関でごそごそしていることの方で、首相の訪米、サミット出席へ向けてのおみやげが、着々と準備されている。その一つが、米国産牛肉輸入再開準備。遅くとも今月の訪米時には、首相はにっこりブッシュ君と握手する、という図式だ。それに向けて、輸入再開のための根回しや科学的根拠のない検討会を重ねている。また、共謀罪に関して。悪事の相談をしただけで罪になるという、これだけいえばぞっとする法律なのだが、野党の反対が強く、対案を出したりして抵抗している。こういう場合、会期を延長するか、継続審議にするか、廃案にするか、ということで、野党の対案に乗らないのがふつうなのだが、与党は、野党案に歩み寄る姿勢を見せている。ということは、与党は、共謀罪という犯罪の内容よりも、共謀することを取り締まること自体を目的としているということだろう。無差別、凶悪テロの撲滅のため、テロを起こす前にテロリストを検挙する体制を作ろうという条約を、先進国が批准しているが、日本はその体制自体ができていない。サミットまでに、なんとか形だけでもいいから、日本もテロ撲滅に参加する意志を見せたいのだ、と見るのは、うがちすぎだろうか。
 市民を取り締まるのもいいが、無駄な会議や体裁のための委員会審議なんかも、よほど無駄だと思うが、取り締まってくれる監視員の方、どなたかいませんか。
                                            (仲)

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